Ishisaki, Ezoe group in Tokyo Metropolitan University, X-ray Astronomy & Astrophysics

衛星開発

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すざく衛星

「すざく」は日本の5番目のX線天文衛星で、本研究室も設計•開発から、打ち上げ後の運用まで行っています。日米国際協力により製作が進められ、2005年7月10日にJAXA内之浦宇宙空間観測所から打上げられました。
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軟X線CCD検出器(XIS)と硬X線検出器(HXD)による広帯域と高感度のX線観測により、宇宙の様々な高エネルギー現象を解明してきました。「すざく」ホームページで詳しい情報が掲載されています。本研究室は、宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)やアメリカ航空宇宙局(NASA)、様々な大学と協力して、「すざく」衛星の開発や運用、データ解析も行い、毎日少しずつですが宇宙の謎の解明に挑んでいます。

ASTRO-H衛星

ASTRO-H衛星は、2015年に打ち上げを予定されている次世代のX線観測衛星です。マイクロカロリメータによる超高分解能分光観測、硬X線望遠鏡による撮像、3桁以上にもおよぶ過去最高の高感度広帯域観測が世界で初めて可能になります。高温プラズマに満たされた銀河や銀河団、ブラックホールや超新星爆発など高エネルギー宇宙現象の観測を行い、宇宙の構造や多様性、宇宙の進化を探ることが目標です。ASTRO-H衛星のホームページで詳しい情報が掲載されています。
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首都大学宇宙物理実験室では、マイクロカロリメータ(SXS検出器)の開発の基幹大学の一つであり、設計•制作•試験•性能評価•運用に至るまで重要な役割を担っており、成功に向けて日夜努力をしています。また、宇宙科学研究所の石田研究室と協力し、X線を集光するためのミラー(XRT)の開発も行っています。
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SXS検出器の開発は、日本とアメリカを中心とした国際チームで行っています。極低温、X線カロリメータ検出器、電気、構造、熱の専門家等、多くの叡智を結集して開発が進められています。

DIOS衛星

広視野と世界最高のエネルギー分解能を特徴とした、軟 X 線領域でのX線分光によるサーベイミッションです。酸素等の重元素からの輝線を赤方偏移や速度幅も含めて観測することで、宇宙大規模構造をなしている10万から1000万度の中高温銀河間物質のマッピングを行い、ダークバリオン量を決定することが目的です。現在は2018年以降の打ち上げを目指して努力しています。

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その他にも広視野という特徴を生かして、銀河系内外の高温ガス、銀河団の化学進化、超新星残骸などの広がったプラズマ放射を観測できます。(DIOS関係の文献のページ)

GEO-X衛星

地球磁気圏可視化衛星 GEO-X (GEOspace X-ray imager) は、世界で初めてX線で磁気圏を可視化し、磁気圏観測に革新をもたらすことを目指したミッションです。望遠鏡は、首都大学宇宙物理実験室が中心となって開発しているMEMSミラーを用いる予定です。

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