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いろいろな友人のPCの様子をちょくちょくみているのだが、 その友人の一人から連絡。
ノートPC から変な音がするーーー、とのこと。 かたかたと音がして、IE がうまく立ち上がらなくなったりしていると言う。 その友人は、かたかたという音も録音しておいてくれたりした。 えー、なんか大げさに言ってるんじゃないのお、などとも思ったが、 症状からHDD の状態が悪いのだろうと考え、交換するHDD を用意しておいて そのノートを借りてきた。
実際に録音した音を聞かせてもらえたが、 HDD のシークによってカコンカコンと連続した音がする。 これは結構逝っちゃってるかなあ。 もしかしたらデータのバックアップもできないうちに、 HDD はおさらばかもしれない、などとブルーになる。
このこはオールインワンタイプのモデルで、 ThinkPad i Series なる系列に属するようだ。 で、さらに1400番台にはいくつもの型番があるみたい。
このThinkPad 1436 のスペックは
とのこと。
基本的な構造はほぼ同じなので、同じ型番系列であればかなり参考になる。 ネジ穴の位置/数が微妙にことなるだけみたい。
さて、まず下のが1436 になる。
普通のA4オールインワンノートだねえ。 ディスプレイの左右に付いている大型のスピーカーと、 手前のCDを直接操作できるパネルが個性か。
分解はとりあえず、キーボードを取り外すところから始まる。 キーボードを取り外すにはまず、キーボード右上、ホームキーの辺りにある "押さえ"を解除する。下の写真のホームキーとインサートキーの間にある 切れ込みが押さえパーツの位置。
押さえパーツを押してやると奥に引っ込む。 完全に取り外さなくてもキーボードは外れるので 途中で止めておく。
裏側にパーツが飛び出たところ。
次に、iSeries と書いてあるプラスチックプレートを外して、 ネジ穴を露出させる。 つめではめ込んであるだけなので、細いマイナスドライバーなんかを 使って左右から慎重にこじっていく。 それにしても、とっかかりが無くて外しにくい。
露出した2本のネジを外せばキーボードが取り外せる。 手前側の爪と奥の縁がフレームにはまっている。 奥から外して、ずらして爪を外す。 ボタンもキーボードにひっ付いているので注意。
分解ついでにCPU とグラフィックチップが見えたので 写真を撮ってみた。
CPU はコアむき出しで、K6に付いていたアルミ製ヒートスプレッドは無い。 CPU のチップ自体も普通のよりも小さい。 モジュールの裏に、チップセットが付いているのかもしれないが、 外してないので…。 このモジュールの上に銅製のシールドカバーが乗っていた。 コアには、ヒートシンクのかわりになるアルミブロックとヒートパイプが 熱接触するようになっている。
ネオマジックのグラフィックチップが右側に見える。
下の写真が、CPU の拡大。 CORE 1.8V /IO 3.3V のようだ。 後のAthlon を彷彿とさせるチップですね。
いしかわてる: teltel@phys.metro-u.ac.jp
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最終更新 2002/11/14