フィルターが
け
SASを起動
centaurus:~/analysis% source sas_setup_v13.csh
イベントファイルをフィルターにかけ、別のイベントファイルとして保存
centaurus:~/analysis/0116900501/PPS% evselect table=P0116900501M1S007MIEVLI0000.FTZ:EVENTS
withfilteredset=yes expression='(PATTERN <= 12)&&(PI in [200:12000])&&#XMMEA_EM' filteredset=m1_filtered_200-12000.fits
filtertype=expression keepfilteroutput=yes
updateexposure=yes filterexposure=yes
P0116900501M1S007MIEVLI0000.FTZ:
元のイベントファイル
PATTERN <= 12: イベントによってどのようにCCDのピクセルが反応したか
1ピクセル:PATTERN==0
2ピクセル:PATTERN in [1:4]
3ピクセル,4ピクセル:PATTERN in [5:12] (by長谷川ログ)
たとえば
ストラックアウトに野球ボールを使えば1枚しか抜けない→1ピクセル
もっと大きいボールを投げれば2枚とか3枚とか抜ける→2ピクセル3ピクセルも反応
みたいなイメージ
イベント中心だけでなくまわりのピクセルもしきい値を越えている場合はパターン数を増やす?
(自信はない)
詳しくはABCガイドを
PI in [200:12000]:フィルターの範囲(この場合はエネルギー
0.2keVから12keVの範囲?PNなら12000を15000に変える)
#XMMEA_EM:ホットピクセル(常時点灯してしまう画素)や視野の外を切
るフィルター
EM:mos1・mos2ならEM PNならEPに変える
m1_filtered_200-12000.fits:フィルターをかけた後、保
存するファイル名(もっと単純な名前にしとけば よかったかな)
ちなみに0.2〜12keVというのはXMM-Newton衛星の観測範囲だがこの範囲すべてをそのまま使うことは少ない
0.2 keV 付近には観測器由来のノイズがあり、0.3 keV
あたりを境にその影響が大きくなるのでバックグラウンドを除いても大きなズレが生じてしまう
他にも10keV以上にフレアがあったりするらしい?
先行研究を参考に決めるのが一番
確認のためにイメージ作成を行なってみる
centaurus:~/analysis/0116900501/PPS% evselect
table=m1_filtered_200-12000.fits
withimageset=yes imageset=m1_image_filtered_200-12000.fits
xcolumn=X ycolumn=Y imagebinning=imageSize ximagesize=600
yimagesize=600
ds9で見る
centaurus:~/analysis/0116900501/PPS% ds9 m1_image_filtered_200-12000.fits

GTIファイルを作成
hercules:~/analysis/0116900501/PPS% tabgtigen
table=m1_Lc.fits:RATE gtiset=m1_gti_time.fits timecolumn=TIME
expression='(TIME in [66354826.9 :
66360826.9])'
table=m1_Lc.fits
: light curve を作った際に保存したファイル名
gtiset=m1_gti_time.fits :
保存する名前
expression='(TIME in [66354826.9 :
66360826.9])' : 作りたいフィルターの条件をここに入力する
expression='(TIME <= ??????)&&!(TIME in [?????? :
??????])' とかもアリらしい
実行
先ほどフィルターがけしたイベントファイルにつくったgtiフィルターをかける
hercules:~/analysis/0116900501/PPS% evselect
table=m1_filtered_200-12000.fits:EVENTS
withfilteredset=yes expression='GTI(m1_gti_time.fits,TIME)'
filteredset=m1_filt_time.fits
filtertype=expression keepfilteroutput=yes updateexposure=yes filterexposure=yes
table=m1_filtered_200-12000.fits
: 先ほどフィルターがけしたイベントファイル
'GTI(m1_gti_time.fits,TIME)'
: さっきつくったGTIファイル
filteredset=m1_filt_time.fits
: 保存する名前
以降の解析にはこのファイル(m1_filt_time.fits)を
多く用いる
フィルターがかかっているか確認したい時はm1_filt_time.fitsのイメージ・ライトカーブを作成する
ライトカーブのカッ
トの仕方
方法1.栗山くんの作ったプログラムを使わせてもらう
や
り方
方法2.範囲を指定してカット
gti作成時に
fornax:~/analysis/NGC6946/0691570101/pps% tabgtigen
table=m1_Lc.fits:RATE gtiset=m1_gti2.fits expression='(RATE<3)'
RATE<3の範囲以
外を削除するGTIができる


左(上)がフィルター前 右(下)がフィルター後
ブラックホールの場合、何も考えずに変
動をカットするのは危
険!!
理由:ブラック
ホールのX線変動までカットしてしまう場合がある