Cc: Yuichiro Ezoe From: Yuichiro Ezoe To: cex-tes@phys.metro-u.ac.jp Subject: Fwd: AMPTEK XR-100CR 真空 Feed through Date: Wed, 27 May 2009 14:08:46 +0900 電荷交換反応実験の皆様 江副です。 仁木工芸に問い合わせていた Amptek Si PIN or SDD ですが、酸素を見るのは厳しいとの回答を貰いました。 昔は 0.3 mil の Be 窓があって、酸素でも 0.1 % くらい の透過率だったのですが、今は 0.5 mil しかなく、 透過率は 0.01 % くらいのようです。 仮に TES 0.2 mm 角で 1 ct/s として、 PIN 5~10 mm^2 ですと 125~250 ct/s 、 検出効率 0.01 % だと 0.0125~0.025 ct/s なので、 detector ノイズに負けそうです。 代わりに PGT 社というところの窓無しの SDD を 勧められました。カタログを見ると O だけでなく C まで見ることができるようです。 エネルギー分解能や面積は Amptek PIN と同程度のようです。 以下に転送します。 むき出しなのでコンタミが付着する可能性があります。 電荷交換反応チェンバー内のコンタミは厳しそうな印象 を持っておりますが、原子核実験の皆様この辺りいかがでしょうか? 自分で検出器の入り口にパリレンなどのフィルタを 貼るとかすればよいのかもしれません。 PGT 社のものの値段は聞いておきます。 Begin forwarded message: > 差出人: Saito Jun > 日時: 2009年5月27日 13:39:10:JST > 宛先: Yuichiro Ezoe > Cc: 長谷川純代さん > 件名: Re: AMPTEK XR-100CR 真空 Feed through > > 江副先生 > > お世話になります。AMPTEKでは酸素を見ることは難しいですが、PGT社の窓なしタイプの検出器では酸素まで見ることができます。価格はAMPTEKに比べるとかなり高くなるはずです。 > 窓なしですので、チャンバー内のコンタミには気をつける必要があります。素子が冷却されていますのでクライオポンプのように素子表面にチャンバー内のガス等が付着する危険があります。 > この検出器の詳細は不勉強ですので勉強させて頂きます。 > > 斉藤 > 仁木工芸 > > 2009/05/27 9:41 Yuichiro Ezoe : > 斉藤様 > > 江副です。お世話になります。 > > > 1.XR100CRの仕様 > > SiPinのサイズをご指定いただけますようお願い申し上げます。 > > http://www.amptek.com/xrselect.html > > 分解能が良くと面積があると良いので > SDD 7 mm^2/0.5 mil Be に惹かれますが > Si PIN との違いはないのでしょうか? > > http://www.amptek.com/drift.html > > > 2.真空フィードスルー及びケーブルに関して > > > > 添付のJPGファイルはAMPTEK 9DVF使用時の接続例となります。 > > 通常真空内90cm、大気側1.5mとなります。(写真の大気側にはAMPTEK DP5を使用しています) > > JPEGの様なケーブルにてよろしいでしょうか? > > http://www.amptek.com/exv.html > を見て、フランジに直付けのような形を想定していましたが > 添付図のような場合、ケーブルがフランジを経由することに > なるかと思います。この場合、分解能は劣化はしないでしょうか? > > > 3.XR100CR後段 > > > > 先生にてMCAはどこのメーカのMCAを使用中でしょうか?AMPTEK MCA8000A等のMCAをご利用の場合にはPX2CRが必要となります。PX2CRをご購入いただく際には増幅器の時定数を選択いただくことができます。(6us,12us,20us、標準は12usです) > > MCA8000A や NIM Network MCA を使用しています。 > > > http://www.amptek.com/px2.html > > AMPTEKではPX4というデジタルMCAも販売されています。この場合、PX2CRは不要です。 > > 特徴的なのはPX2CRを使用する場合には、検出器を交換するごとにPX2CRを新たにご購入いただく必要がありますが、PX4の場合は1台のPX4でご利用いただくことができます。(XR100CRとXR2CRは個々の組み合わせで最適化されて出荷されますので組み合わせを変えることができません) > > では PX4 でお願いします。 > > > 4.Be窓 > > > > 現在、AMPTEKでは0.5milのBeまでしか供給されません。申し訳ございません。 > > filter transmission を見ると、酸素のバンドでそれなりなカウントを受けたいと > 思うとやはり 0.3 mil が欲しくなるのですが、特注ではだめでしょうか? > またそもそも SDD の分解能で、酸素ライン (600 eV 付近)は検出可能なのでしょうか? > > 今回の購入の目的が酸素ラインのため、これができるかどうかがクリティカルです。 > Amptek 社に問い合わせて頂ければ幸いです。 > > 宜しくお願いします。 > > 江副 祐一郎 > Yuichiro Ezoe, Ph.D. > 首都大学東京 大学院 理工学研究科 物理学専攻 > Department of Physics, Tokyo Metropolitan University > 郵便番号192-0397 東京都八王子市南大沢1-1 > 1-1 Minami-Osawa, Hachioji, Tokyo 192-0397, JAPAN > Phone : +81-42-677-2495<- 042-677-2495 in Japan > Fax: +81-42-677-2483 <- 042-677-2483 in Japan > E-mail : ezoe@phys.metro-u.ac.jp 江副 祐一郎 Yuichiro Ezoe, Ph.D. 首都大学東京 大学院 理工学研究科 物理学専攻 Department of Physics, Tokyo Metropolitan University 郵便番号192-0397 東京都八王子市南大沢1-1 1-1 Minami-Osawa, Hachioji, Tokyo 192-0397, JAPAN Phone : +81-42-677-2495<- 042-677-2495 in Japan Fax: +81-42-677-2483 <- 042-677-2483 in Japan E-mail : ezoe@phys.metro-u.ac.jp